・簡略な説明~今回はGO→ST主催イベント「Swimmer's High vol.1」(2018年8月18日 at 吉祥寺マンダラ2)で配布したGO→ST通信vol.57に加筆修正した内容です。
この日の出演はえみコバーンとチャンネル争い、無頼庵(バンド編成~堀内章秀さんがヴォーカル&ギター、石垣窓さんギター、うのしょうじさんベース、廣瀬方人さんドラムス)、そして、島へ行くボートの3バンドでした。
旧盆が終わったばかりで動員はなかなか難しい感じでしたが、それぞれのバンドが充実した演奏で盛り上がったのです。
イベント用にえみコバーンさんが書き下ろした「Swimmer's High」はまだ音源化されていませんが、イベントの度に演奏される名曲の予感がしまくっています。音源化希望です。
さて、バブルバスや無頼庵の話はこれからですが、長くなりそうなので、文中の敬称を略させていただきます。
今から15年前、2003年10月に無頼庵こと堀内章秀が徳間ジャパンからミニ・アルバム『優しく明るく』でデビューした。
この機会に堀内が在籍したバブルバスや無頼庵について書いてみます。当時の雑誌や資料を参考にしておりますが、これは事実と反するというようなことがありましたらご指摘お願いします。
バブルバスは1992年、大学の音楽サークルで知り合ったメンバーにより結成。
1995年11月にはMIDI Creative内のハワイ・レコードからファースト・アルバム『アスナロ』でデビューした。
1996年に12cmシングル「バイバイ」をMIDIレコードからリリースし、これがメジャー・デビューとされている。
当時のメンバーはヴォーカル&ギター堀内章秀、オルガン&ヴォーカル辻文江、ギター嶋村輝之、ベース影山桐子、ドラムス江島文弘の5人編成だった。その後、ドラムスは廣山憲多郎→ウガンダとメンバー・チェンジをする。
1997年アルバム『ヒトトキカイ』、1998年にはアルバム『バブ・ロック』をリリースするも、1999年9月新潟でのライヴをもって解散。
この時期のバブルバス解散及び堀内(無頼庵)のソロ活動への移行時期については「Barfout!」2000年4月号掲載の清水浩司による「冬のバカンス」に詳しい。
華々しい解散ライヴもなく、お世辞にも恵まれていたとは言えないソロ活動の始まりが、その後の活動や言動、作品につながっている部分があるので、ファンなら必読の内容。
その後、フリーボやコモンビルのメンバーたちとライヴを重ねるようになる(フリーボ+堀内=ポリーボと名乗ったことも)。
2002年3月名オムニバス盤の誉れ高い『Smells Like Teenage Symphony』についに無頼庵名義での「同調」で参加。
このアルバムにはカーネーション(5人編成での最後の録音)、初恋の嵐、ゲントウキ、セロファンなどが参加しています。
ほぼ同時期、OZ discからリリースされた『はっぴいえんどかばぁぼっくす』(こちらも名盤の誉れ高い)にも「しんしんしん」で参加してました。
この時期は『喫茶ロックnow』や『文藝ミュージシャンの勃興』など堀内周辺のミュージシャンが参加したコンピレーション・アルバムが次々とリリースされたり、日本のロック&ポップスのフリーマガジンが色々と創刊されたのです。
その中のひとつ「アンダウン」は無頼庵をよく取り上げていました。その縁からか「アンダウン」主催のイベント「てぃーんずぶるーす」のリキッドルームでのライヴに出演しています。この日のサポートは廣瀬方人がカホンで参加しました。
その流れで「アンダウン」の鈴木ダイスケ編集長がコンパイルした『トーキョーシティライツvol.1』に「多分多分」(demo version)で参加しました。CDのライナーを引用すると「(当時の無頼庵は)都内を中心に神がかり的ライヴを展開しまくっている」状態で、「デモ・ヴァージョンでたまたま録ってあったものを、半ば強引に収録した」とあります。
この後も「アンダウン」では無頼庵のレコード・メーカーを誌上で募集したり、徳間ジャパンでリリースした作品のレコーディングの模様をレポートしたりしています。
2003年10月には前述の通り『優しく明るく』で徳間ジャパンからソロ・デビュー。
レコーディング・メンバーはギターに石垣窓(フリーボ)、玉川裕高(コモンビル)、ベースに隅倉弘至(初恋の嵐)といった旧知の顔ぶれと、キーボードに杉浦琢雄(東京60WATTS)、ドラムスに小寺良太(椿屋四重奏)が参加している。
そして、エンジニアを担当したhalf nelson(森山恭行&原田真司)は多大な貢献を果たしたという。
発表直後のTBSラジオ「B-JUNK 火曜 MUSIC VIBRATOR」では「トラベラー」が放送され、パーソナリティーの矢村貴子は「(アルバムの中では)この曲が一番好きかな。平成の尾崎紀世彦」というコメントを残しています。
2004年2月にはファースト・ソロ・シングル「シンギン」をリリース。タイトル曲「シンギン」はアルバムとはヴァージョン違い。テレビ朝日「完売劇場」のエンディング・テーマに使用され、P.V. の一部である空飛ぶ無頼庵の姿を見ることができた。
カップリングの「睡眠」はコモンビルのカヴァー、「その話」はリズムループを使っていたりと全て必聴になっています。
4月にはフル・アルバム『パラレル』をリリース。名曲「シンギン」のアルバム・ヴァージョン、「多分多分」の完成形に「夏のステレオ」など名曲満載のアルバムです。
その後も無頼庵はライヴ活動を続け、近年アルバム(ライヴのサポートを担当しているうのしょうじ、廣瀬方人参加)『47』をリリースしています。
ライヴ活動は現在も継続中でFacebookやInstagramで情報がチェックできますので、興味ある方は是非。
・この日の無頼庵の演奏曲目
01.アスタルジィ
02.ヒマツ節
03.モビール
04.あの頃
05.アイスクリーム
06.ちがうけれど
07.やまのぼり
08.無地
2021年11月前後からは無頼庵改めHoricとしての活動を開始し、双六亭のラジオ番組「囲碁お見知りおきを」(むさしのFM)にゲスト出演し、11月5日にはイベント「武蔵野百景vol.1」(at吉祥寺ブラックアンドブルー)を主催する(with双六亭/からすぐち~吉井功fromヨシンバ&五目亭ひじき)。
追記~無頼庵名義のCDはなかなか入手が難しくなっているようですが、YouTubeで「シンギン」や「夏のステレオ」などの徳間ジャパン時代の曲の演奏を見ることができます。
それと時々Facebookで生演奏をアップしてますので、これまた要チェックです。
それと、バブルバスのアルバムはまだアパートにありますので、見つかり次第追記するつもりです(11/19時点でシングル2枚とアルバム1枚見つかりました)。
手持ちのジャケットなど画像はアップしましたが、実家に送ったはずのものも見つからないので、見つかり次第アップする予定です。
すみません。
All written by Hiroshi Sugar Sugai
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